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ジャーナル24巻〈通巻37)原稿募集

公開日:2025年11月17日

音楽教育実践ジャーナル Vol. 24 通巻 37 号 (担当:杉田政夫,今川恭子,長井覚子)
「実践研究の共同体をめざして──音楽教育における実践研究の再考」

 『音楽教育実践ジャーナル』は通巻37号から,査読付き学術誌として新たな歩みを始めます。本誌はこれまで,音楽教育の実践に寄り添い,その成果の共有と省察の場として発展してきました。リニューアル号となる本特集では,この歩みを継承しつつ,「音楽教育における実践研究とは何か」を問い直します。

 近年,音楽教育における実践研究は,アクションリサーチ,エスノグラフィ,グラウンデッドセオリー,ナラティブ・アプローチ,アート・ベースド・リサーチ等々の質的研究,授業実践や学習成果を評価・検証する量的研究,あるいは両者を統合する混合研究法など,多様なアプローチを内包しつつ展開しています。これらの方法論は単なるメソッドの選択ではなく,「誰が」「どの立場から」「何を目的に」「どのように実践を研究するのか」という根本的な問いに向き合う姿勢の表れでもあります。

 同時に,研究成果の現場への還元という課題も浮かび上がります。研究倫理やICT導入など,研究を取り巻く環境は変化し続けていますが,研究と実践が相互に学び合い,新たな知を共に生み出す関係は十分に築かれているでしょうか。実践者自身の語りや自己省察の扱い,研究者と実践者の協働のあり方など,検討すべき論点も少なくありません。

 こうした状況において,「実践研究の共同体」をどのように構想し,育んでいけるかは,本誌が新たに進むうえで重要なテーマです。実践者・研究者・学習者の多様な立場が互いに邂逅し,経験や知見を共有し,新たな知を共に紡ぐ関係性そのものが,音楽教育における実践研究の核心に位置するといえるでしょう。

 本特集では,多様な現場での実践の記述や省察,探究的試み,教材やプログラムの共同開発,実践研究の方法論・倫理的課題の検討,あるいは研究者による分析的・理論的考察など,幅広いアプローチからの投稿を歓迎します。実践に根ざした丁寧な記述と,自らの立場を意識した省察・分析に基づき,新たな知の生成に寄与する研究を期待します。

 本特集が,実践者・研究者・学習者が相互に学び合う「実践研究の共同体」の形成に向けて,その対話と協働の場をひらく契機となることを願っています。

『音楽教育実践ジャーナル』vol.24の投稿締切は2026年5月15日(金)です。

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